2019年04月16日

「give and take」というよりも「 give and given」くらいがいい。

社会人駆け出しの頃、仕事上で初めて会った同年代のある人から「僕は東大だけど、君はどこ?」と開口一番言われたことがあります。問われた私は、「えっ、それ聞くの?」とちょっと引いてしまいました。それ以来、「東大卒」と聞くとその時のシーンを思い出します。

そんな東大の入学式。4月12日に行われた入学式での上野名誉教授の祝辞が「刺激的」「奥深い」と話題になっているようなので私もちょっとだけ参戦。さっそく、祝辞の全文を読んでみました。女性差別・・についての論考あたりは、受け取り方はさまざまあるのだろうになと感じつつも、印象に残ったのは以下の部分。

<あなたたちが今日「がんばったら報われる」と思えるのは、これまであなたたちの周囲の環境が、あなたたちを励まし、背を押し、手を取ってひきあげ、やりとげたことを評価してほめてくれたからこそです。世の中には、がんばっても報われないひと、がんばろうにもがんばれないひと、がんばりすぎて心と体をこわしたひとたちがいます。がんばる前から、「しょせんおまえなんか」「どうせわたしなんて」とがんばる意欲をくじかれるひとたちもいます。
あなたたちのがんばりをどうぞ自分が勝ち抜くためだけに使わないでください。恵まれた環境と恵まれた能力とを、恵まれないひとびとを貶めるためにだけではなく、そういうひとびとを助けるために使ってください。そして強がらず、自分の弱さを認め、支え合って生きてください>

エリートの卵たちに投げかけられたのは、自分だけが勝ち抜くことだけを目指のではダメだというメッセージだったのだろうと思うことにします。

そう言えば、社会人駆け出しの頃、同じ職場のある先輩から教えられたことがありました。「give and takeというけど、give and givenくらいがいいんだよ。俺はこっちだね」と。その先輩、若手からも尊敬されていて、その後出世して活躍されました。

ではまた。
posted by 発現マネジメント通信 at 18:31| 東京 ☀| 刺激を受けた話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする