雰囲気の楽しい人がいます。話していて、ナンとなくポワ〜ンとする人というのは、一緒に居て気が楽になります。それが、自分の上司とか先輩だったら・・。私自身、上司とか先輩と一緒に外出したり出張したことが、数多くありました。タイプは、大きく言って2つのパターンにわかれます。 @いろいろ話しを向けてくるタイプ A「部下の方から話を向けるのが当然」と思ってか、あまり話しを向けてこないタイプ ・・・です。 Aのタイプの方がやや多いかもしれません。
大半の部下としては、「退屈な上司と一緒に、外出したり出張したりするのはゴメンだ」と思っています。退屈な上司は、話題も無いものですから、「説教するに決まっている」と部下から敬遠されてしまいがち。日頃、話をする相手が(公私ともに)少ないという上司は、雰囲気が堅苦しかったような・・。話す相手が少ない毎日なので、話題も少なくなっているハズです。そして、毎日の行動パターンがほぼ同じといったタイプでしょうか。そして、このタイプの人の話題は、ほとんどが他人の話、つまり聞いたか読んだかのそのままの話ばかりになりがちかと。また、そこに自分の「切り口」というか、「味」の一捻りが加わらないのです。
ということで、「“話をすればいい”というものでもない」というところも難しい。話が退屈では、困るのです。話が退屈な人は、次の3点のどれかに該当するのではないかと思います。
●幅広い範囲の人々の話を聞いていない
●自説に固執して、他人の説を斥ける
●人間の幅が狭く、教養、知識が足りない
ところが、肝心のご本人には「自分の話はつまらない」という自覚が乏しい。ここが、問題・・。
自分をTVに出てくる政治家とか芸能人とか野球監督といった有名人に、当てはめてみるとおおよその傾向が分かってくるようです。 退屈型? 下品型? 自説固執型? オーバー型? 皮肉型? 無教養型? ・・・・???
ところで、私の小学校時代からの友人に、長年にわたって月間100冊の本を必ず読み続けている人がいます。凄いことです。彼に言わせると・・。
本を読まないと、「反射神経」と「条件反射」だけで毎日を生きて行くことになる。自分の体験だけでなく、他の優れた人たちの知恵も吸収していかないと、考え方に深みや幅が拡がらない。話が面白いと思える人は、「仕事に打ち込んできた人」か「よく旅行に出る人」か「よく本を読んでいる人」である。
・・・なのだそうです。 まあ、話が面白いと思われる人というのは、「知的興奮」を味わいながら生きている人ということなのでしょうね。
さて、オリコンが発表する「理想の上司ランキング」(2014年)では、男性部門:1位・所ジョージ 2位・タモリ 3位・明石家さんま。 女性部門:1位・天海祐希 2位・江角マキコ 3位・真矢みき ・・・です。
どう見ても、「部下の方から話を向けてくるのが当然」という人ではなさそうですね。
では、また。